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五十嵐潤 All rights reserved.
【第5弾 新曲へ望む】
『あんた』を発売してから、約2年間、淋しい時、恋にピリオドを打たなくてはいけない時、辛くて辛くて、辛抱たまらない時、リピードで何度も、何度も聞いては、涙した曲があった。いくら良い歌を、好評を頂いても、実力、歌唱力なんか二の次、三の次の世界と、やっと気がついたからだ。うまい奴は関西にトラックに掃いて捨てる程いる。でも関西では、僕はライバルと呼べる程の競争心の持てる歌手は残念ながら居ない。だけど実力だけでは、売れないと、この長い長い日陰暮らしの中で、やっと気づかされた!『もうこんな浮き草稼業は辞めよう。ちゃんとした定職について毎月定まった給料をもらおう』そう半ば、諦めている。いくら神様が与えてくれたこの喉でも、趣味で置いておこう。ストレスも減るだろうし、悩んでる暇もないだろうし・・・
でも、最後に自由気ままに好きな歌いたい曲をチョイスして辞めよう。それで平行線なら職を変えよう。と思い。最後の最後に新曲を出す事に決めた。よりによって大失恋したあとの、失恋の歌が候補に上がり、詞・譜面が来た。今までは
東京の良いなりに見下げられ、右に習えだったが、今回は初めて自分から大阪のスタジオ、編曲家、写真スタジオを選び、暗い詞だが、悲しさの中に激しさ、残酷さを入れた斬新にと自分で細かく注文した。曲があがり、詞に東京での歌手を目指していた頃の事をだぶらせながら、歌った。(又
直前に風邪を引いた)これが最後と思って・・・
B面には、冒頭にあった曲をどうしてもと、これも失恋をして、仕事にやぶれ、夢を捨てて生まれ故郷へ帰るやるせない曲だがカバーバージョンで再アレンジでレコーディグにピリオドを打った。全身全霊で歌った曲。たぶん最後のオリジナルリリース7曲目である。これで一応
歌手生活は、平行線なら、終わらそうと、思っている。『五十嵐潤』に戻り
☆ 都会 ☆☆大宮駅から乗る女☆